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ワールドカップ2020
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アルペンスキーワールドカップとは

アルペンスキー・ワールドカップ
冬のスポーツ最大級の規模を誇るシリーズ戦

アルペンスキーのワールドカップ、正式名称“Audi FIS SKI WORLD CUP”は、冬のスポーツとしては最大級の規模と歴史を誇るイベントだ。10月末から3月末までの約5カ月間にわたって、北半球を転戦。2019/20シーズンは、男女各41レースがスケジュールされている。基本の種目としてはダウンヒル(滑降/DH)スーパーG(SG)、ジャイアント・スラローム(大回転/GS)、スラローム(回転/SL)があり、この順番でスピードが出る。したがって、ダウンヒルとスーパーGを高速系種目、GSとスラローム技術系種目と呼ぶことも多い。また高速系種目とスラロームを組み合わせたアルペン・コンバインドも年間3レース程度行なわれる。
サッカーやラグビーなどのワールドカップは4年に1度のトーナメント戦だが、スキーのワールドカップは毎年行なわれている。創設されたのは1967年で、今季が54回めの冬。この間に行なわれたレースは男子が1747、女子が1637を数える。これらのレースのひとつひとつが世界最高峰の戦いであると同時に、ワールドカップではシーズンを通したチャンピオンを決める。レースの順位に応じてワールドカップポイントが与えられ、その合計得点でシーズンの順位が決定。総合優勝に加えて各種目別優勝のタイトルが設定されており、それぞれのチャンピオンにはクリスタル製のトロフィーが贈られる。地球(Globe)をかたどっているため、一般的にはクリスタル・グローブと呼ばれ、アルペンスキーヤーにとっては、最高の栄誉だ。
Photo & Text:Yoshio Takusagawa

サロモンレーシングの歴史

サロモン社の創設は、第2次世界大戦が終結してまだ間もない1947年のことだ。フランス南東部、アルプスの山々を頂き、美しい湖のほとりの町アヌシーに誕生した。当時の主要商品はノコギリ。ほどなくその技術を応用してスキーのエッジ作りにも着手し、会社はゆるやかに成長を始めた。創業10年目には、革製のストラップを持つビンディングを開発。1966年にはヒールピースがオートマチックに開放する世界初のセーフティ・ビンディングを発表した。この画期的な商品のお披露目の場となったのが、チリのポルティーヨで行なわれていたアルペンスキー世界選手権だった。ご存知の方も多いだろうが、アルペンスキー・ワールドカップ誕生のきっかけとなった大会である。
このバインディングの成功によってスキー界に確固たる地位を築いたサロモンは、1979年にスキーブーツ、1990年にスキー板と次々と事業を拡大。リアエントリーブーツ、モノコック構造のスキーといったフランスらしいアヴァンギャルドな製品が世界のスキーマーケットに新しい風を吹き込んだのだ。
サロモンが、画期的だったのは、そうした実験的とも言える斬新な製品をすぐにレースの場に投入したことだ。リアエントリーブーツ【SX90】はマーク・ジラルデリ(ルクセンブルク)が使って、ワールドカップの頂点に上り詰め、またモノコック構造のレーシング・スキー【S9000】は、フランク・ピカール(フランス)にアルベールヴィル五輪ダウンヒルの銀メダルをもたらした。
本来、レーサーは保守的な人種だ。自分がこれと信じたものでなければ、戦いの武器として認めないし、たとえその性能が優れていたとしても、マテリアルとの信頼関係が築けなければ、彼らはスタートバーを切ることさえできないものなのだ。だが従来の常識を覆すサロモンのマテリアルがここまで短時間のうちにトップレーサたちに受け入れられたのは、それらが単に技術の誇示や目新しさによる差別化を狙ったものではなかったからだろう。
その意味でサロモンは、レースの世界を一変させ、一方でレースの現場でさらに鍛えられてきたファクトリーと言えるだろう。

サロモンの歴史を彩った名選手たち

80年代半ばから30年以上にわたってサロモンレーシングの中枢にいた人物、クリスチャン・フリゾン・ロッシュ。選手とファクトリーの間に立ち、レースの現場から得られた経験と知識を、より高性能なマテリアル開発につなげるという重要な役割を、彼は担ってきた。2年前にサロモンのレーシング・ディレクターの職を後進に譲り、現在はフランスチームのスキープールの代表を務めているという。
そんな彼は、当然のように多くのトップレーサーたちと接してきた。若いときには友人のように、毛券を積むに従って兄弟のように、そして最後には父親のような立場から選手のそばに寄り添ってきたのだ。なかでも印象に残っている選手について聞いてみた。
「やはりマーク・ジラルデリは忘れられない。彼がいなかったら、サロモンの歴史は変わっていただろう。リアエントリー・ブーツが一時代を築いたのも、マークがワールドカップで使ってたくさんの勝利を手に入れてくれたおかげだ。当時私はまだ若く、彼とは年も近かったから、いろいろなことを学んだ。しかも彼にはヘルムート・ジラルデリという強烈な父親がいて、息子を厳しく鍛え上げていた。私も一緒に鍛えられ、さんざん怒られたものだよ(笑)」
スキー板に関してはフランク・ピカールとのことが想い出深い。開発の段階から一緒に作り上げたし、そのスキーで彼が活躍してくれたことが何より嬉しかった」
「盛岡・雫石の世界選手権(1993年)のダウンヒルで優勝したウルス・レーマン(スイス)も忘れられない選手のひとりだ。私がまだ無名だった彼の家にまででかけて行って契約した選手だからね。その彼は今やスイススキー連盟のプレジデントで、将来はFIS(国際スキー連盟)の会長になるだろうと言われているよ」とかつての名選手の名前を出して思い出を語るフリゾン・ロッシュ。
日本選手との思い出はないかと尋ねると、これまた次々と名前が出てきた。
「エミ・カワバタは良い選手だったね。小柄なのに日本選手としては珍しくダウンヒルが強かった。怪我さえなければ、もっと活躍できたろう」
「アキラ・ササキの印象は強烈だ。いつもポジティブで笑顔を忘れない。周りを楽しくしてくれる魅力があった。彼の現役最後のワールドカップにも立ち会ったのは私にとっても良い思い出だ。彼は今でも、サロモンのアンバサダーとして活躍しているそうだが、まさに適任だと思うよ」
第一線からは離れたとはいえ、まだまだレース愛、サロモン愛の強いクリスチャン・フリゾン・ロッシュ。その思い出話しは、サロモンレーシングの歴史そのものといってよいだろう。
2003年のワールドカップ・ウェンゲン大会のスラローム。佐々木明は65番スタートからトップと100分の3錨鎖の2位に飛び込むというとんでもない快挙を達成した。
このシーズンのスラローム種目別王者イヴィッツァ・コスタリッチ(クロアチア)に祝福される佐々木明

注目のサロモンレーサー

今シーズンのワールドカップでは、サロモンチームも元気だ。その牽引役はイタリアの23歳マルタ・バッシーノ。キリントン(アメリカ)で行なわれた女子ジャイアント・スラローム第2戦で、彼女自身の初優勝を記録。大器と言われ早くから期待を集めていた新星がついに目を覚ましたのだ。実は彼女約1ヶ月前にGSの練習中にクラッシュし、頭を激しくアイスバーンに打ち付けた。幸いにも重大なけがには至らなかったものの、しばらくは練習を休まなければならず、けっして万全なコンディションではなかった。GSを中心にダウンヒル、スーパーG、さらにアルペン・コンバインドにも積極的に取り組んでおり、今後の活躍が楽しみな選手として要注目の存在だ。
女子にはもうひとり、期待の新鋭がいる。スロヴェニアの若きエースメタ・フロヴァットだ。ワールドカップ会場として知られるクラニスカ・ゴーラ出身でまだ22歳。ジュニア世界選手権で金ふたつ、銀ふたつのメダルを獲得しており、将来性は抜群。まだ安定感はないものの、きっかけを掴めば大きな飛躍が期待できる逸材だ。
この他に、高速系ではタマラ・ティップラー(オーストリア)、フランチスカ。マルサーリア(イタリア)の両ベテランの活躍に注目したい。
一方の男子では、高速系のハンネス・ライヒェルト(オーストリア)、技術系のヴィヴィクトール・ムッファ・ジャンデ(フランス)が活躍。日本には成田秀将(カワサキフィールドSC)、若月隼太(近畿大学)がナショナルチームの主要メンバーとして、世界への挑戦を続けている。
華奢な身体ながら攻撃的な滑りを武器とするマルタ・バッシーノ

ワールドカップ苗場大会で
注目の選手たち

4年ぶりに苗場にやってくるアルペンスキーのワールドカップ。今回の大会正式名称は「FIS アルペンスキーワールドカップ2020 にいがた湯沢苗場大会」だ。競技種目は男子のジャイアント・スラローム(GS)とスラローム。スケジュールは
2月22日(土):男子ジャイアント・スラローム
2月23日(日・祝):男子スラローム
となっている。
この時期はすでにシーズン後半。ワールドカップ総合や種目別のタイトル争いも佳境に入っており、両種目とも熱戦が期待される。
注目はアレクシー・パントュロー(フランス)とヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)のふたり。いずれも技術系種目(スラロームとGS)を得意とする選手で、パントュローはワールドカップで通算25勝、クリストッファーセンも通算20勝をあげている。今季の勝利数も2対2(12月23日現在)と互角の勝負を繰り広げている。
このふたりに続くと予想されるのが、GSでは、ジャン・クラニエツ(スロヴェニア)、トミー・フォード(アメリカ)、スラロームではクレモン・ノエル(フランス)、アンドレ・ミューラー(スウェーデン)らの滑りにも注目してほしい。
サロモンチームでは、ヴィヴィクトール・ムッファ・ジャンデ(フランス)は両種目で表彰台を狙い、GSではルッカ・ディ・アルピランディーニに期待が集まる。 もちろん、日本選手の活躍も期待したい。
出場選手の発表はまだだが、ナショナルチームの中心選手で、ワールドカップ経験も抱負な大越龍之介、成田秀将を中心に、若月隼太、加藤聖五、小山陽平らの出場が有力だ。
なかでもサロモンチームの成田秀将、若月隼太選手がどんな滑りを見せてくれるのか、いまから楽しみだ。

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Chance1:キャンペーン概要

キャンペーン要項 期間中、キャンペーン応募フォームよりサロモンスキーのメルマガ会員に登録された方から抽選で10組20名様に、アルペンスキーワールドカップ2020にいがた湯沢苗場大会の観戦ペアチケットが当たります。
賞品内容 アルペンスキーワールドカップ2020にいがた湯沢苗場大会の観戦ペアチケット(2月22日、2月23日の2日間)
応募条件 期間中、キャンペーン応募フォームよりサロモンスキーのメルマガ会員に登録をされた方。
応募期間 2019年11月20日(水)00:00 〜 2020年1月10日(金)23:59
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当選者発表方法 ・厳正な抽選の上、応募期間を締めさせて頂いた後当選者を決定し、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
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キャンペーン要項 期間中、サロモンウィンター製品(スキー・ブーツ・ゴーグル・ヘルメット・スキーウェア)を¥20,000(税別)以上お買いあげ頂いた方から抽選で100名様にVixen双眼鏡が当たります。
賞品内容 Vixen双眼鏡
応募条件 期間中、サロモンウィンター製品(スキー・ブーツ・ゴーグル・ヘルメット・スキーウェア)を¥20,000(税別)以上お買いあげ頂いた方。
※応募にはご購入時のレシートが必要となります。
応募期間 2019年11月20日(水)00:00 〜 2020年1月10日(金)23:59
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