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キリアン・ジョルネ ―エベレスト登頂チャレンジ―2017/06/05

単独・無酸素補助・固定ロープ無しで、26時間という驚異的な記録で山頂を制覇!
1週間で2度のエベレスト山頂制覇を達成!

Salomonアスリートのキリアン・ジョルネは、酸素補助と固定ロープを使用せず、単独による北面からのエベレスト(8,848m)登頂を、1週間の間に2度成功してみせた。

長年のSalomonアスリートであるキリアン・ジョルネがまた歴史を塗り替えた。このカタルーニャ人は酸素及び固定ロープの補助無しで、世界最高峰(8,848m)の頂、エベレスト山頂を単独で踏破した。

チャレンジはチベット側のエベレスト・ベースキャンプ(5,100m)から山頂までを26時間の「ファステスト・ノウン・タイム」(任意に設定した区間の最高記録)として成し遂げられた。胃腸の不調により、予定していたエベレスト・ベースキャンプまでの下りの完遂は残念ながら達成できず、アドバンスド・ベースキャンプにてチャレンジを終了した。

「7,700mまでは計画通りに進みとても順調だったが、おそらく胃へのウィルスの影響で体調が悪くなった」と彼は話す。「そこからはスピードを落とし、回復のために立ち止まる事も多くなったが、最終的に深夜に山頂に到達することができた」

今回のキリアンのチャレンジは現地時間の5月20日(土)午後10時(+5:45 GMT)にエベレスト・ベースキャンプに位置する歴史あるロンブク寺院からスタートし、北面の通常ルートを経て山頂に到達。
そして、22日(月)、現地時間の12時15分にエベレスト・アドバンスド・ベースキャンプに戻ったことで、深夜に登頂が成されたことが確認できた。
通常の登頂では、おおよそ4日をかけてアドバンスド・ベースキャンプから山頂までを登頂する。当初はエベレスト・ベースキャンプのロンブク寺院まで戻ることを予定していたキリアンのチャレンジは、胃へのウィルスの影響によりアドバンスド・ベースキャンプまでとなった。

5月20日から21日の良好な気象予報を受けて、5月20日を5,100mのエベレスト・ベースキャンプのロンボク寺院からの出発日に決定した。今回の山頂制覇では、単独登頂・酸素及び固定ロープの不使用・最低限の装備携行を照準において実施された。いくつかのルートの状況を検討した上で、今回の通常ルートを選択する事となった。

午後10時に出発したキリアンの行く手には、アドバンスド・ベースキャンプまでの15.2kmに渡って氷堆石(モーレン)エリアが待ち受けていた。この区間の踏破に4時間35分をかけ、21日(日)午前2時35分にアドバンスド・ベースキャンプに到着し、次の出発まで2時間の休息を取った。

「登頂を遂げるには8,000m台に到達した際に万全の体調である事が重要だ。ここまでが最初のステージであり、終盤の追い込みのためにエネルギーを保った状況が必要になる」とキリアンは述べた。

いくつかの装備をアドバンスド・ベースキャンプに残し、最もテクニカルな登攀区間へ向けて午前4時30分にいよいよ出発。

アドバンスド・ベースキャンプを出発後、キリアンは午前6時30分に7,000mのフィールド1エリアを踏破し、その後8時間に渡って登攀を続ける。7,600mから7,800mのフィールド2エリアでは、待機していた山岳遠征ガイドであり、ビデオカメラマンでもあるSalomonアスリートのセバスチャン・モンツァ-ロセットがキリアンの登攀を撮影し、そののちセブはアドバンスド・ベースキャンプに戻って状況のレポートを行った。

7,500mを超えた頃からキリアンは疲労と胃の痛みに襲われ始めた。このため8,300m付近のフィールド3エリアでは15分の休憩を余儀なくされる。

「気分は良くなく、歩みはとても遅くなった」と彼は語る。「数メートル進むたびに止まり、胃が痙攣して吐いてしまったけれども、なんとか体調を保ち登攀を続けた」。

そこからキリアンは最高難度区間を踏破し、深夜に登頂を成し遂げた。それは雲や風の無い、澄み切った夜だった。

「固定ロープなしでのエベレスト登頂は誰でも毎日のように出来ることではないと思う」と彼は言う。「ファンタスティックな夕日を眺めたあと、深夜に遂に山頂に到着した。山頂には他に誰もいなかったけれど、北面と南面の両方のルートからの登攀中のヘッドライトの光が目に入ってきた。そして一刻も早くアドバンスド・ベースキャンプへ帰還するべく下山を開始した」。

しかし、下りにおいても体調不良により、フィールド3エリアでさらなる休憩を余儀なくされ、アドバンスド・ベースキャンプに辿り着いた時には、チャレンジスタートから38時間が経過していた。そして体調を考慮して、エベレスト・ベースキャンプのロンブク寺院へ戻るまでを計画していた今回のチャレンジを、ここアドバンスド・ベースキャンプで終える事をキリアンは決めた。

一方、撮影のため同行していた、山岳遠征ガイド兼ビデオカメラマンでもあるSalomonアスリート、セバスチャン・モンツァ-ロセットは、21日(日)午前3時20分、キリアン出発の1時間前にアドバンスド・ベースキャンプを出発し、7,500m付近でキリアンの到着を待ち、合流ののち8,020mまでの間でエベレストに挑むキリアンの姿を撮影した。
その後一足先にアドバンスド・ベースキャンプまで戻ってキリアンの帰還を待っていたモンツァは、キリアンの無事を案じ、7000mまで再び登り返してキリアンを待った。
この山岳ガイドからカメラマンになった彼にとって、キリアンが帰還するまでの長い時間は、永遠に感じるかのように長く、歯痒い時間であった。

1週間で2度の山頂制覇
キリアンは現地時間の5月27日(土)午後9時(+5:45 GMT)に北面ルートからエベレスト山頂に到達した。6,400mのアドバンスド・ベースキャンプを午前2時に出発し、一般の登攀では4日を要する通常ルートを進み、3ヶ所のベースキャンプを経たのち、世界最高峰の山頂に辿り着いた。

登攀はゆっくりとしたペースだったが歩みを止める事はなかった。ヒマラヤ特有の風の強い日であり、強い風が一番の障害となってキリアンを苦しめた。しかし、行程の終盤にさしかかった夜には天候は回復し風も収まり、出発から28時間30分を経てアドバンスド・ベースキャンプに帰還を遂げた。

このキリアンの世界の最高度地点への2度目に及ぶ偉大な登攀は、前回の登攀からわずか6日後に達成された。前回の登攀では標高5,100mに位置するエベレスト・ベースキャンプのロンブク寺院をスタートしたあと26時間で山頂に到達した。序盤は好調に登攀を続けていたが、7,500m付近からの胃の不調により、著しくペースが落ち、休憩を重ねる事を余儀なくされた。アドバンスド・ベースキャンプに戻ったキリアンは
「全く精気がなくなり、動きはとても遅くなってしまった。そして数メートル進むごとに胃の痙攣と嘔吐で止まってしまった。でも高度を上げるにつれて気分は回復し登攀を続けようと決めた。下山している時は、登攀にもう一度挑戦しようとも考えていた。」

今回の世界最高峰への2度に及ぶ登頂は世界の名だたる峰々でのファーステスト・オウン・アセント(設定した区間の最速登頂記録)チャレンジプロジェクト、「サミット・オブ・マイ・ライフ」の一環として実施された。2012年のモン・ブランに始まり、ヨーロッパ(モン・ブラン、マッターホルン)、北米(デナリ)、南米(アコンカグア)で登頂を遂げている。

今回のエベレスト登頂に備えて、キリアン・ジョルネは2週間にわたって8,000m級の山であるチョ・オユーに滞在した。エベレスト遠征に向けての準備は順調に進み、新しい高度順応方法の試みも行っていた。

「4週間の間に8,000mの頂に2度も到達する事ができた事を考えると、今回の高度順応は成功していたと思う」とキリアンは語る。「われわれは遠征の前に、数週間に渡る低酸素トレーニングをこなし、高度順応のためにヨーロッパ・アルプスにも登った。この短期間での高度順応はうまく機能し、身体疲労は軽減され、遠征までにはより強靭な身体となっていた」。

今回のチャレンジは、2012年から始まった、自身のプロジェクト「サミット・オブ・マイライフ」の一環として実施され、2012年のモン・ブラン(フレンチアルプス)を皮切りに、マッターホルン、デナリ、アコンカグアと、世界の著名な山岳で最速登頂記録を達成している。

今回の世界最高峰へのチャレンジにおいても、アパレル・ギアなどさまざまな種類のSalomon社製品が使用され、Salomonの製品開発チームが製作したプロトタイプのキリアン専用フットウエアも使用された。
詳細はこちらを参照下さい。
http://www.salomon.com/int/blog/article/footwear-for-everest

第一回目(2017.5/20-22)の登頂記録
エベレスト・ベースキャンプ (標高5,100m) – エベレスト山頂 (標高8,848m): 26時間 – エベレスト山頂 (標高8,848m)- エベレスト・アドバンスド・ベースキャンプ (標高6,400m): 38時間

第2回目(2017.5/27-28)の登頂記録
エベレスト・アドバンスド・ベースキャンプ (標高6,400m) – エベレスト山頂 (標高8,848m): 17時間 - エベレスト山頂 (標高8,848m) – エベレスト・アドバンスド・ベースキャンプ (標高6,400m): 28時間30分

Gear Fit for Everest
フランス南東部、アネシーに所在するADCアネシー・デザインセンター(Salomon Head Officeであり、全てのプロダクトの開発拠点)が本プロジェクトの為に提供したプロダクトリスト

1. Salomonプロトタイプマウンテニアリングブーツ
エベレスト遠征の為に作られたアイゼン一体型の特別仕様プロトタイプ。
アウターブーツの中には同じくプロトタイプの超軽量トレイルランニング
シューズが内蔵されている。
2. Salomonプロトタイプスリーピングスーツ
3. Salomon S/LAB X Alp Carbon 2 GORE-TEX® シューズ
4. Salomon X-MAXゴーグル
5. Salomon サングラス(非売品)
6. Salomon ソフトフラスク
7. Salomon S/Lab Trail Runningグローブ
8. Salomon ビーニー
9. Salomon X Alp GORE-TEX®パンツ
10. Salomon X Alp Mid フーディー
11. Salomon X Alp Speed パンツ(日本未展開)
12. Salomon S-LAB ソックス
13. Salomonプロトタイプマウンテニアリングポール
14. Salomon Primo ベースレイヤー
15. Salomon S-LAB X Alp Baffled ダウンジャケット
16. Salomon S-LABランニングパンツ
17. Salomon XA キャップ
18. Salomon Peak 40 バックパック

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ハイクインプレッション

「登る」「歩く」がより快適になるサロモンならではのハイクコレクション。これを見ればその特徴は一目瞭然です。

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